リライト

2025年初夏公開

新感覚“タイムリープ×青春ミステリ”

池田エライザ 阿達 慶
監督 松居大悟 脚本 上田 誠
原作 法条 遥『リライト』(ハヤカワ文庫)
配給 バンダイナムコフィルムワークス

2025 初夏

Movie

Introduction

監督・松居大悟 ✕ 脚本・上田 誠(ヨーロッパ企画)初タッグが実現!
新感覚<タイムリープ×青春ミステリ>が誕生!!
監督・松居大悟 ✕ 脚本・上田 誠(ヨーロッパ企画)
初タッグが実現!
新感覚
<タイムリープ×青春ミステリ>
が誕生!!
監督は『ちょっと思い出しただけ』(2022)や『くれなずめ』(2021)など、数々の青春映画で若い世代から圧倒的な支持を集める松居大悟。
脚本を手掛けたのは、松居監督の創作活動のきっかけとなった戯曲『サマータイムマシン・ブルース』他、“時間もの”で高い評価を獲得している、ヨーロッパ企画の上田 誠。原作は”史上最悪のパラドックス“として話題になった、法条 遥の「リライト」(ハヤカワ文庫)。

主人公の美雪を演じる池田エライザをはじめ、実力派キャストたちが、2つの年齢(10年前の高校時代と2019年の現在)を鮮やかに演じ分けている。300年後の未来からやって来た転校生・保彦役に抜擢された阿達 慶は本作が映画初出演。撮影当時17歳のフレッシュなきらめきをスクリーンに焼き付けた。

『時をかける少女』へのオマージュを込めて、尾道でオールロケを行った本作。時をかける“タイムリープ”作品の中に、ひと夏のボーイ・ミーツ・ガール、瑞々しい高校時代の青春、そしていくつもの謎を散りばめたミステリを織り交ぜて、主人公だけでなく観客をも思いがけない場所に連れていく。
自分の人生(運命・未来)は自分で<リライト>できるという、メッセージとともに。

ちょっとシビアで不確かな現実を生きる若者たち(とかつての若者たち)に捧ぐ
新感覚〈タイムリープ✕青春ミステリ〉映画が誕生した!

Story

高校3年の夏、転校生の保彦がやってきた。彼は、ある小説を読み、憧れて、300年後からタイムリープしてきた未来人だった。
秘密を分け合った美雪は、彼と時間を重ねていくうちに恋に落ちた。

7月21日、運命が大きく動く。未来人の彼からもらった薬を使って、10年後の自分に会うためタイムリープする美雪。未来の美雪は1冊の本を見せ、「あなたが書く小説。……絶対書ける。私に書けたんだから」と言葉をかける。それは、未来で彼が出会う小説―、「私が書く!?」

タイムリープから戻った美雪は、未来へと帰っていく彼を見送った。「この夏の彼と私の物語を書き、必ず時間のループを完成させる」という約束を交わし―。  

10年後、小説家になった美雪は、ようやく出版にこぎつけたあの物語を手に帰省する。10年前からやってくる自分に見せるために。
運命の日、いくら待っても高校生の美雪は来なかった。なぜ来なかった??
謎を探る中で同窓会に参加するが、やがて同級生から驚愕の真実を告げられるのだった―。

Cast

池田エライザ/美雪 役
Elaiza Ikeda
阿達 慶/保彦 役
Kei Adachi
池田エライザ/美雪 役
Elaiza Ikeda
Comment
2023年の真夏。尾道の風は東京より幾分か涼しく肌馴染みがよく、映画の撮影なのか、別世界で別の私の人生を生きているのか…。わからなくなるほどの穏やかな時間を過ごしました。(まさか不思議な未来人と一緒だとは思わなかったけれど…)
美雪として過ごした日々は1年以上経った今も鮮烈に残っています。眩いばかりの甘苦い青春も、脇目も振らず一つのことに打ち込んだ日々も、きっと劇場にお越しになる皆さまにとっての、夏の思い出になると思っています。来年の夏が私も楽しみです。
阿達 慶/保彦 役
Kei Adachi
Comment
初めての映画が松居組で。僕はすごく恵まれているなと思います。

原作の「リライト」を読ませていただいた時、次の1ページが気になりすぎて気がつくと一晩で読み終えていたのと同じで、撮影期間も明日のシーンはどうなるのだろうと考えていたら、1ヶ月間の撮影も一瞬に感じました。

僕の演じる保彦は300年後からタイムリープしてきた未来人。
クラスメイトとは少し違った空気感を纏う事にいろいろと試行錯誤したことを覚えています。

保彦として撮影した僕の高校生最後の夏を、2025年の夏に皆さんにお届けできる事がすごく幸せだなと感じます。
見る度に様々な発見がある映画になっていると思いますので、公開まで一緒にドキドキしながら楽しみにしていただけたら嬉しいです。

Staff

監督:松居大悟
Daigo Matsui
脚本:上田 誠
Makoto Ueda
監督:松居大悟
Daigo Matsui
Comment
師匠と映画を作りました。
ヨーロッパ企画の上田誠さんは僕の師匠でして、上田さんの作品に出会えていなかったら、今この創作の荒野に立っていないと思います。
師匠に「松居くんとやるならこの作品だ」と仰っていただいて、同い年のバンダイナムコフィルムワークス岡田さんが手をあげてくれて、何年もかけて台本を開発して。尾道で映画を撮りました。
自分と同じく福岡出身の池田エライザさんと、オーディションを経て出会えた阿達慶さん。他にも素敵な役者スタッフが参加してくれていますが、それはまたもう少し先の楽しみです。
こうしてようやくお知らせができることを幸せに思います。
映画『リライト』、2025年初夏という少し先の未来で待っててください。すぐに追いつきます。
Profile
1985年、福岡県生まれ。劇団ゴジゲン主宰。2012年『アフロ田中』で、長編映画初監督。『ワンダフルワールドエンド』(15)でベルリン国際映画祭出品、『私たちのハァハァ』(15)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2冠受賞。
その後『アズミ・ハルコは行方不明』(16)、『アイスと雨音』(18)、『くれなずめ』(21)など。テレビ東京系列「バイプレイヤーズ」シリーズを手掛けるほか、J-WAVE「JUMP OVER」ではナビゲーターを務める。『ちょっと思い出しただけ』(22)で東京国際映画祭にて観客賞・スペシャルメンション受賞、日活ロマンポルノ50周年映画『手』でロッテルダム国際映画祭に正式出品するなど、枠に捉われない作風は国内外から評価が高い。
脚本:上田 誠(ヨーロッパ企画)
Makoto Ueda
Comment
ちょっと凄まじい青春タイムリープ小説がありまして。「リライト」というとんでもないのがあるんだよ松居くん、と興奮気味に伝えたら、松居くんも読んで同じように興奮したようで、これ映画にできたらすごくない?となり。原作の法条遥先生のご海容のもと、松居くんとただならぬ苦楽を共にし、そしたらほんとうに凄まじい映画ができました。監督なのに松居くんと書いているのは、15年来の旧知の仲だからです。だけど映画をつくったのはこれが初めてです。もう二度と作らなくていい、と思えたほどの、青春の煌めきと恐ろしさを閉じ込めた映画です。
Profile
1979年、京都府生まれ。劇作家、演出家、脚本家。ヨーロッパ企画代表。舞台「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞を受賞。映画「リバー、流れないでよ」では第33回日本映画批評家大賞脚本賞受賞。
近年の仕事に、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(日本語版脚本)「四畳半タイムマシンブルース」(原案・脚本)「前田建設ファンタジー営業部」(脚本)、テレビドラマ「時をかけるな、恋人たち」(脚本)「魔法のリノベ」(脚本)、テレビアニメ「ドラえもん誕生日スペシャル−のび太とギリシャのケーキ伝説−」、舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」(脚本・演出)などがある。

Original

原作:法条 遥 「リライト」(ハヤカワ文庫)
詳細はこちら »
原作:法条 遥
Comment
全編にわたって、わりとゆったりと進行しているのに、要所でおさえるべきところをしっかりとおさえていて、それでいてくどくないような仕上がりになったのに驚いています。 展開上、過去編はさわやかに、それでいて含みを持たせなければならないのに、そうした難しい作りを、よどみなくストーリーに組み込んだ完成度が素晴らしいと思いました。 監督およびスタッフの皆様、そして出演者の方々に感謝を申し上げます。
Profile
1982年静岡県生まれ。2010年 第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作『バイロケーション』(「同時両所存在に見るゾンビ的哲学考」を改題)でデビュー。『リライト』とそれに続く『リビジョン』『リアクト』『リライブ』のシリーズ4部作に加え、『地獄の門』『バイロケーション スプリット『404Not Found』などがある。